40cmのとろける味わい

しかし、長いなすです。
松山長なすは5月末から6月上旬にかけて収穫を開始し、10月末までの約5ヶ月間が収穫時期です。
農業が難しいのに、収穫を一本一本手作業で行う事があります。
長なすは表面積が大きく皮が薄いので、病虫害による被害を受けやすく木への負担も大きい。
花もあまり咲かないので、他のなすに比べて生産効率は決して良いとは言えません。
そこで虫害対策として、人体への影響の少ない農薬を使うなど独自の工夫をしている。
標準的な長さが40cmもあり、細長い形をしています。
どこを輪切にしても同じ大きさの直径になるので、料理をする際に、重宝がられています。
地元農業をしている人に一般に長ナスといえば、短い方のナスをさすようです。
20cm前後のしもぶくれのナス「筑陽」「黒陽」といった品種で、全国的に生産されています。
一方、松山長ナスは平均40cm前後で、太さもほぼ均一で種が少ないのが特長。
皮も薄くみずみずしく、肉質がきめ細かく、お口の中でとろけるように柔かいのが魅力です。
新鮮で育ちの良いナスほどヘタに張りがあり、棘(トゲ)が鋭いといわれます。
これだけトゲトゲが鋭いと、ちょっとした凶器になるでしょう。
カラダに良い強力な栄養素は含まれず、ほとんどが水分と糖質。
ただし、カラダを冷やす作用があるので、のぼせや悪酔い、また高血圧の症状を和らげる働きが期待できます。
「なす紺」と言われるナスの独特の紫色で、これは抗酸化物質ポリフェノールであるアントシアニンの一種で「ナスニン」という色素。
ナスニンはコレステロール値を下げ、動脈硬化の予防に効果があるとされます。
このナスニンは紫外線でより濃く色つくため、ヘタの裏側は白いです。
袋で覆えば簡単に真っ白ナスができるわけです。
より黒いものほどよいとされます。
天ぷら、煮物、漬物にと幅広く使われ、松山地方で最も愛されているナスです。
煮てよし、漬けてよし、焼いてよし、揚げてよしと四拍子揃う。
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